株式会社 浅野

製品事例

モノづくりの「知恵」がある。なぜなら、自動車業界を経験したことで培った
コスト力・技術力・対応力で一貫生産できる体制と経験を持っているからです。

既存樹脂製品の問題点

樹脂製保温容器をお使いの配食業者さまからこんなお困りの声がありました。「落とすと割れる」「毎日洗う物だから表面に傷がつく、そこに汚れやバイ菌がつくと怖い」「65℃以上の高温消毒ができない」「発泡剤注入口から液体が出てきてた」「容器が重いので運ぶのがつらい、回収で持った時、食べ終わったかどうか判らない」等・・。さらに「2時間経っても熱々のお味噌汁を提供したい」とのご希望がありました。

容器の材質選定・シミュレーション

お客さまの問題解決とご希望をかなえるには「チタン」を使うしかないと思いましたチタンは軽量で熱伝導率が低く生体適合性にも優れ、耐腐食性・耐久性も金属中で最も優れているからです。しかし「チタン」はまたその高性能と裏腹に塑性加工が大変難しい事でも知られています。そこでまず弊社の保有技術の一つであるプレス成形シミュレーションを使い、既存樹脂製品と同じ形状を0.5mmのチタン板でもプレス加工がほぼ可能な金型を設計しました。容器の材質選定・シミュレーション

チタン容器の試作・性能評価

シミュレーションで得た結果と各種性能理論を立証するため本物の「チタン容器」を製作します 。データ上では可能でも実際に加工すると現在のコンピュータでは解析しきれない様々な問題が 起こります、ここで長年培った浅野の試作加工技術が生きます、最新テクノロジーと職人技の融合が不可能を可能にできるのです。ここで得た加工時の問題点やノウハウが量産型を設計する時に基本データとして活用されます成形出来た製品を組み合わせて、と言っても今まで世の中に無かった製品なので組み合わせる技法も機械も無いのですが、製造部門と技術開発部が中心に生産化検討を行い技術ネットワークを活用し最良な加工方案を導き出します。今回は缶詰やドラム缶を巻締めする技法を使う事にしました、完全密閉と製品強度を出す事が目的です。設備も用途に合わせ改良を重ね、歩留り100%を追求しました  完成した試作品が機能を満たしているか、強度はあるのか、精度は出ているか、あらゆる角度から性能テストや測定をします、機能や寸法が基準に満たない場合は素材や寸法を見直し、またテストを繰り返します。チタン容器の試作・性能評価

外郭組織の活用

基本性能は満足出来ました、次に抗菌性のある表面処理の選定です。 浅野では自動車業界はもとより、各産業界とのグループコネクションによって異なる業界での技術領域の幅を広げています。我々はこれを「フィールドアライアンス」と呼び、異業種間の企業が同じ場に得意な技術を持ち寄り新しい製法、製品化を可能にするものです。今回のチタン容器も抗菌性と洗浄を水のみで汚れを落とし環境に配慮するというコンセプトの元、最適な表面処理をして頂けるパートナー企業に巡り会えました。もちろん既成の技術だけでなく、より高機能、高性能を要求する浅野スペックを満足するべく共同で研究開発をし成し遂げたのです。 このチタン容器は平成18年経済産業省・中国経済産業局の「新連携計画」に認定されました。 外郭組織の活用

量産・安定供給

試作品での基本スペックはすべて達成されました。これから量産品としての生産を考えます。浅野では量産金型工場が群馬県太田市に、量産プレス工場を静岡県菊川市に保有しており、本社工場で蓄積された試作データを元に量産金型設計→金型製作→玉成→量産化がスムース、かつ正確に移行されます。「試作~量産まで一貫生産」これが浅野が最も得意とする技術の一つです。当然量産品でも同様の耐久、温度、抗菌試験を公的機関にて行ない安全性を保証しています。製品の品質保証については自動車部品の精度保証をする為の設備、手法を使いクオリティーの高い製品をお約束しております。受注・生産管理・出荷業務もすべてISO9001にて確立しており、安心して良い品を安価に安定してお客様に提供できる体制を整えております。 最終的には板の厚さは0.4mmで成形できるようになりました、チタン製の蓄熱トレイも開発し保温性能も飛躍的に向上できました。

想いをかたちに・・

このチタン製ケータリング容器の開発は一例です、浅野では様々な業界のお客様のアイデアを具体化できる技術をもっております。デザイン設計から生産までお客様のご要望をサポート致します。「水以外は何でもかたちに出来る」と自負しております。どうか困ったときには是非「浅野」へご一報頂きたいと存じます。(実は水も固めてかたちに出来ます・・)あったか御膳

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